高松第1期生の最終日
昨日はJCLA高松第1期生の最終日でした。
コーチングの基礎を学び終えて、さらに本格的に学び、プロを目指そうと決心した方々のクラスです。
そして、国際コーチング連盟の資格取得という目標も共有している仲間たちです。
今年の2月から、10カ月、60時間をかけて、実践を積みながらじっくりと学びを積み上げてきました。
JCLAのプログラムは、ICFコア・コンピテンシーに基づき、そこに掲げられた効果をシンプルに実現していくためのワーク中心のプログラムです。
今年は、コロナウィルスの影響で、4月からの講座は全てオンラインに切り替えて開催してきました。
最初は手探りでしたが、すぐに講座をZoomで開催するメリットもたくさん見つかりました。
対面では実現できない空間を作ることができると発見したからです。
それは、受講生のワークセッションをできる限り本番に近づけられるということです。
ブレイクアウトセッションでペアになると、本当のセッションの場面と同じ空間になります。
そのためには、私たち講師には、受講生を信じて任せるという勇気が必要でした。
でも、単に任せるのでは片手落ちです。
この講座の目的は、実際にコーチングが起こる場面を体験してもらい、その学びの成功体験とできる感覚をつかんでもらうことだからです。
そのための環境設定の工夫を、ワークの中にできる限り盛り込みました。
単にスキルを習得する内容では、そこは危険な場所になってしまいます。
コーチの本質的な在り方と双方の関係性において一番重要なことを第一に据えました。
本当にコーチングが起こる場にしていくためには、毎回のワークセッションを、クライアント主体の本気のセッションになるように環境設定をしていくこと。
要するに、コーチ力よりクライアント力が頼りになります。
それに加えて、
コーチングのそれぞれの場面で、どんな質と内容の対話がなされる必要があるのか。
どんなことが起こっても立て直せるためにはどうする必要があるのか。
ということにも焦点を絞ってきました。
結果、みなさんには、コア・コンピテンシーの深い理解、特に、コーチとして一番大切な在り方を学んでいただけたと思います。
その中でも、私たちも師匠たちから繰り返し言われてきたことは
「コーチは正直である」というもの。
この正直というのは、自分の中の誠実さに正直であるということですね。
わからないことはわからないと言える。
間違えたなら間違えたと言える。
そして、クライアントと確認協力することです。
その確認する姿勢こそが相手の存在を尊重することに他ならないですね。
私たちにとって、このクラスには特別な思いがあります。
それは、JCLA第1期卒業生の須田 珠恵さんが育てた教え子さんのクラスだということです。
彼女からたくさんのコーチングの種がまかれ、美しい花が開き、さらにその方達が同じ目的を持った仲間となっていく。
このように広がっていくことの喜びを味あわせていただきました。
60時間のプログラムは終了したけれど、ここからが本当のスタートです。
これから長い道のりを一緒に歩んでいく仲間として。